宇野千代
女流文学者。明治30(1897)年岩国市生まれ。
昭和22年〜23(1947〜1948)年にかけて「中央公論」に発表された「おはん」は、岩国を舞台にした名作で、宇野文学の白眉といわれています。
野間文芸賞、女流文学賞、芸術院賞など受賞。平成2(1990)年に岩国市名誉市民となります。
文化功労者として顕彰され、勲二等受勲。平成8(1996)年没、享年98歳。
生家は、錦帯橋から徒歩20分の旧山陽道沿いにあります。宇野千代自身によって、昭和49(1974)年に、ほぼ昔のままに修復されました。
生家の庭は梅、桜、紅葉、苔で彩られる日本庭園となっており、宇野千代を偲んで茶会が開かれます。 作品「薄墨の桜」のモデルとなった、岐阜県根尾村の老樹(樹齢1400年)に由来する桜も植えられています。
※生家は、NPO法人「宇野千代生家」のボランティア活動により守られています。都合により公開が出来ない日もございますので、事前に下記にお問い合わせの上、お越しください。
※平成31年3月に駐車場が整備され、より多くのお客様にお立ち寄りいただきやすくなりました。
NPO法人「宇野千代生家」
【所在地】〒741-0082 山口県岩国市川西2丁目9-35
【TEL】0827-43-1693
【開館時間】10時~16時
【休館日】火曜日、お盆、年末年始
【HP】 http://www.unochiyoseika.jp/
○アクセス
●車・徒歩
・玖珂方面から
山口県道15号(欽明路道路)の「WECARS(旧BIG MOTOR)岩国店」さん前のT字路交差点を左折
・錦帯橋方面から
山口県道112号のいわくにバス「川西」バス停付近の十字路を右折
※十字路右の電柱上に案内板がございます。
・南岩国方面から
山口県道15号(欽明路道路)の「WECARS(旧BIG MOTOR)岩国店」さん前のT字路交差点を右折
山口県道112号のいわくにバス「川西」バス停付近の十字路を左折
※十字路左の電柱上に案内板がございます。
●電車
JR岩徳線・錦川鉄道錦川清流線「川西駅」から徒歩7分
※駅構内、周辺に案内板がございます。
おはんの碑紅葉谷公園内に「おはん」の文学碑があります。小説「おはん」で、おはんの登場する冒頭の一節が刻まれています。 |
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龍江淵小説「おはん」の中で、おはんの息子悟が命を落とした龍江の淵。錦川が淀み、水深5メートルを越える淵となっています。 |
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呑海山教蓮寺川西の浄土真宗西本願寺派の寺で、宇野千代の墓所があります。宇野千代生家から徒歩5分。 |
宇野千代のデザインした着物宇野千代デザインのハンカチやランチョンマットなどの小物は、土産品としても親しまれています。 |