月性(清狂)

(げっしょう、せいきょう)
gessho
文化14年(1817)、遠崎(現・柳井市大畠)の妙円寺(浄土真宗西本願寺派)に生まれ、九州、江戸に学び海防策、倒幕論を各地で唱えた。その思想は吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作らに影響を与えた。松陰は友人・弟子への遺書に、「わが藩士、最も卓犖(ぬきん出て優れている)する者は清狂なり」と記し、その学びを広めるよう願った。
松陰没の前年・安政5年(1858)、42歳で逝去した。